Dovecot: Sieve - リダイレクトの上限数設定 とか。

デフォルトのリダイレクト数上限は小さい値になっているので要注意という話である。

In conf.d/90-sieve.conf we have: 

# The maximum number of redirect
actions that can be performed during 
# a single script execution.

#sieve_max_redirects = 4 
sieve_max_redirects = 25 

[Dovecot] redirect actions exceeds policy limit


sieveで転送(リダイレクト)すると、転送のログがmaillogにもユーザディレクトリ内のログにも残らないような…

Postfix: gmailへの自動転送で、送信レートによる受信規制が起きにくくしたい (役立たず)

迷惑メールを送る気はさらさらないんだけど、Gmailへ送る量が増えると規制がかかるというやつ。
ストレートな解決方法があった。

transport

Linuxねた帳: Postfix Tips: 外部へのメール送信に配送制限をかけるには

つまり、特定ドメインに対して短時間に大量のメールを送ろうとしても、ゆっくりと配送するように制限をかけてしまいます。



以下、gmailへの送信を例に実際の設定例です。

1./etc/postfix/master.cfに新しいtransportを作成(定義)
 →ここで作成したtransportの名前がmain.cfで指定するパラメータ名の一部になります

slow      unix  -       -       n       -       -       smtp
     -o syslog_name=postfix-slow


2./etc/postfix/main.cfを編集
 →master.cfに指定したtransport名を使って設定します

# 配送制限をかけるドメインをtransportに指定
transport_maps = hash:/etc/postfix/transport

# 1コネクションでのメール制限
slow_initial_destination_concurrency = 2
slow_destination_concurrency_limit = 10

# 配送制限(ここでは10秒で指定)
slow_destination_rate_delay = 10s


3./etc/postfix/transportの編集
 →編集後、postmap /etc/postfix/transport を実行する必要があります

gmail.com  slow:

4.postfix reloadを実行


…"1コネクションでのメール制限"とあるけど、サーバ全体での制限でないとやりたい事とちょっと異なるような。
postfixのマニュアル(日本語訳)をざっくり眺めた感じだと、サーバ全体に掛かる設定を書いてる気がするんだが…んんんー




※あとで改めて書きたいけれど、そもそもGmailへ迷惑メールを含めてそのまま転送している事がダメなのである。
Gmailを迷惑メールフィルタとして使う時代は終わったと思うべき。
※転送元で丁寧にフィルタした上でGmailへ渡すべき。
※実現方法としては、Sieveを使って条件付きで複写転送されるようにするやり方がベストそう。